歎異抄そのものとは関係ありませんが、知っておられたらいいでしょう。
(仏教を専門にしておられる方にとっては常識かもしれませんが、そうでない人もいるでしょうから)
存覚上人がどんな方かは各自お調べ下さい。
浄土真宗親鸞会(富山県射水市 代表 高森顕徹氏、以下 親鸞会)では都合によって「存覚上人」と言ったり、「存覚」と呼び捨てにしたりしています。
ちなみに親鸞会発行の教学聖典の中には存覚上人のお言葉が3ヶ所出てきます。
(漏れていたら済みません)
1-45 歎徳文
3-10 単に「存覚上人」とありますが、これは「浄土見聞集」です。
5-34 持名鈔
※この持名鈔のご文については既に別のブログにて指摘されていますので、今回は省略します。
ちなみに
8- 1 の「恩」についての設問の答えは、
「知恩者。是大悲之本開善業初門。人所愛敬名譽遠聞。死則生天終成佛道。不知恩人甚於畜生。」のボールド体部分の訓読みです。
親鸞会ではこの出典を「経典」としていますが、そうではなく、龍樹菩薩の「大智度論 巻49」です。
親鸞会の試験では根拠を間違えると×になるそうですよね。
この龍樹菩薩のお言葉を簡単にしたものが、存覚上人の浄土見聞集に書かれています。
〔補足〕
存覚上人の著作による設問で抜けていました。
2-38 浄土真要鈔 三毒の煩悩はしばしばおこれども
9-13 浄土真要鈔 善知識について
教学聖典では5箇所に存覚上人の文が出ていることになります。
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