方便といふこと 3

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2009/09/22(火)
方便についての、蓮如上人御一代記聞書の言葉を示します。
引用:蓮如上人聞書新釋(梅原眞隆著 本願寺 ISBN4-89416-438-8)
但し、原文は真宗聖典註釈版によります。

(176)
 蓮如上人仰せられ候ふ。方便をわろしといふことはあるまじきなり。方便をもつて真実をあらはす廃立の義よくよくしるべし。弥陀・釈迦・善知識の善巧方便によりて、真実の信をばうることなるよし仰せられ候ふと[云々]。
(註釈版聖典 1286頁)

【意訳】
 蓮如上人は仰せられた。
 世間では嘘も方便などといいふらすところから、方便を悪いことのようにおもいなすものもあるが、かかる間違いはあってならないことである。
 方便には権仮方便もあり善巧方便もある。
 まず、権仮方便ということについていえば、方便という権仮(かりもの)を設けて真実を顕す手段にする、さらに真実を顕したなら、方便を廃して真実を立てることであるが、ここに方便の値打ちがあるので、方便は悪いとおもうてはならないのである。
 次に善巧方便ということに、ついていえば弥陀釈迦二尊はいうまでもなく、次第相承の善知識がいろいろと善い巧みなお手廻しをなされて、私どもをみちびき、真実の信心を獲得させてくださるのである。

【解説】
 つねに仰せられる方便ということについて世俗の曲解を是正して、方便の正しい意識と価値を示されてある。
 そして方便を権仮方便善巧方便のふたつの立場から解釈なされてある。
 「方便をもつて真実をあらはす廃立の義」とあるは権仮方便の意味であり、
 「弥陀・釈迦・善知識の善巧方便によりて、真実の信をばうる」とあるは善巧方便の義意である。

【私の補足】
方便については、これまでも述べております。
1→ここ 「観無量寿経 覚書 その7
2→ここ 「方便

また、註釈版聖典の補註15も参照して下さい。

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この記事へのコメント
方便というのは、つまり、「法施」と「財施」に精いっぱい頑張る事で、
あとは、同じ話を聞いて景色が変わり、「真実」へ入る、という理解で、30年高森親鸞会という団体にいました。なので、全く知らない理解なので、0から、スタートします。
質問というよりも、その質問の場所さえ分からない状態です。
2009/09/22(火) 18:02 | URL | すごく馬鹿な質問なんですが #-[ 編集]
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