「雨ニモマケズ」「おくのほそ道」

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2009/02/11(水)
先日「片雲の風にさそはれて漂泊の思やまず」「取る物手につかず」の気持ちで、岩手県盛岡市に行ってきました。
(ちなみに芭蕉が行ったのは平泉までで、盛岡あたりまでは行っていません)
お会いしたのは、10年ほど仏法を聞いてこられた方で、お話しするほどに、弥陀の救いを求めれられる真摯な姿勢を尊く拝しました。このような人にこれまで法を説いてこなかった、否、説けなかった己を反省させられました。
まことに申し訳のないことです。

「説く立場の人」の方が「聞く立場の人」よりも仏法をよく分かっているのではないことを改めて思い知らされます。

蓮如上人、おりおり、仰せられ候う。「仏法の義をば、能く能く人にとえ。物をば人によくとい申せ」のよし、仰せられ候う。「誰にとい申すべき」由、うかがい申しければ、「仏法だにもあらば、上下をいわずとうべし。仏法は、しりそうもなきものがしるぞ」と、仰せられ候うと云云。
(蓮如上人御一代記聞書 167 能く能く人にとえ)

熱心な浄土真宗門徒の家に生まれた宮沢賢治も、青年時代に真宗から離れてしまいました。誰が悪いということではないですが、縁というのは分からないものです。
いずれにせよ「法を説く者」の責任は重大ですので、三里に灸すえて行脚をしたいと思っております。

閑話休題

先回は東京⇒名古屋⇒富山⇒東京と時計回りでしたが、今回は東京⇒盛岡⇒富山⇒東京と反時計回りでした。
羽田空港に着いて、いつものように到着ロビーからモノレール乗り場の階に降りようとエスカレーターのところへ行きますと、大変混雑していました。ご存知の方もおられると思いますが、下りのエスカレーターは2基あります。
よく見ると混雑しているのは、右側のエスカレーターだけで、左側は誰も使おうとしていませんでした。もちろん右側でも待っていればいつかは乗れるのでしょうが、どうして左側に乗らないのだろうと思いながら、私はさっさと左側を使って降りました。(我利我利亡者でしたね)
こういうことはよくあります。
自分でよく確かめないで「多い方が正しいだろう」「皆もしているから」「これまでもそうだったから」と安易に判断します。
どちらのエスカレーターを使うかなどはどうでもいいことですが、個人でも組織でも、重大な局面で判断を間違えると後悔することもあるだろうと、日常の些細な出来事から学びました。

少し前の東京新聞のコラム(筆洗)に考えさせられる記事がありましたので、紹介します。

東京新聞 筆洗 2009年2月1日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2009020102000060.html
(中日新聞や北陸中日新聞も同じはずです)

 「二十世紀の百年間に、二度も高揚と転落を体験した国は世界中で日本以外にない」。臨床心理学者の河合隼雄さんから生前、こんな嘆きを聞いたことがある。もちろん先の大戦とバブル経済を指している▼嘆きは続く。「日本人は全体として間違った方向に動いてしまう。そのとき『これはおかしいぞ』という人があまりに少ない」と。要は「大勢に従う」ことの危うさを憂えていたのである▼さすがに二十一世紀に入り十年も経ずに繰り返すとは、予想していなかっただろう。いや<二度あることは三度ある>と、心のどこかで思っていたのかもしれない。世界的な不況の中で、日本経済をけん引してきた自動車や電機などの輸出産業が転落状態にある▼不安は募るばかりだが、二度の転落からは立ち直っている。平坦(へいたん)な道であるはずがないが、前を向き歩いていきたい。そのためにも雇用の崩壊を食い止める必要がある▼経済アナリストの藤原直哉さんは、失業により多くの人が絶望することを恐れている。新著『新しい日本を建設する』では、相手の満足を第一に考える価値観への転換や自然志向などが日本再建のカギになると説いているが、絶望感が覆う社会では何も始まらないと思うからだ▼「大勢に従う」がごとく、人員の削減が行われてはいないか。「これはおかしいぞ」という見識に触れたい気分である。
(注:強調は引用者)

長くなってしまい、すみません。

そういえば松尾芭蕉は伊賀上野の出身ですね。
近々三重県にも行こうかなぁと思っております。

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