「合点」について考える

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2009/05/26(火)
合点という言葉について考えましょう。
「合点」は仏教の言葉ではありませんし、使われる時や場所によって意味が違ってくるでしょうから、ここで言葉の定義をするのではありません。
一般的な意味は辞書に書かれていますので、そこで調べて下さい。
※親鸞聖人が教行信証に付けられた印も合点と言われていますが、今日はその合点ではありませんよ。

さて、「合点だけでは進めない。実践が大事」とか「合点だけでは通ることができない。実行が大事」
などという人がいます。
この場合の合点とはどういう意味なのでしょうか?

例として、御文章をあげます。長いですけどすみません。

〔御文章 2帖目第8通 本師本仏〕
 それ、十悪・五逆の罪人も、五障・三従の女人も、むなしくみな十方三世の諸仏の悲願にもれて、すてはてられたるわれらごときの凡夫なり。しかればここに弥陀如来と申すは、三世十方の諸仏の本師本仏なれば、久遠実成の古仏として、いまのごときの諸仏にすてられたる末代不善の凡夫、五障・三従の女人をば、弥陀にかぎりてわれひとりたすけんといふ超世の大願をおこして、われら一切衆生を平等にすくはんと誓ひたまひて、無上の誓願をおこして、すでに阿弥陀仏と成りましましけり。この如来をひとすぢにたのみたてまつらずは、末代の凡夫、極楽に往生するみち、ふたつもみつもあるべからざるものなり。
これによりて親鸞聖人のすすめましますところの他力の信心といふことを、よく存知せしめんひとは、かならず十人は十人ながらみなかの浄土に往生すべし。
さればこの信心をとりてかの弥陀の報土にまゐらんとおもふについて、なにとやうにこころをももちて、なにとやうにその信心とやらんをこころうべきや。ねんごろにこれをきかんとおもふなり。
 答へていはく、それ、当流親鸞聖人のをしへたまへるところの他力信心のおもむきといふは、なにのやうもなく、わが身はあさましき罪ふかき身ぞとおもひて、弥陀如来を一心一向にたのみたてまつりて、もろもろの雑行をすてて専修専念なれば、かならず遍照の光明のなかに摂め取られまゐらするなり。これまことにわれらが往生の決定するすがたなり。このうへになほこころうべきやうは、一心一向に弥陀に帰命する一念の信心によりて、はや往生治定のうへには、行住坐臥に口に申さんところの称名は、弥陀如来のわれらが往生をやすく定めたまへる大悲の御恩を報尽の念仏なりとこころうべきなり。これすなはち当流の信心を決定したる人といふべきなり。
あなかしこ、あなかしこ。
 [文明六年三月中旬]

この蓮如上人のご教導について「合点だけでは進めない。実践が大事」とはどういうことでしょうか。
考えてみましょう。
合点とはどういうことでしょうか?
実践・実行とは何をすることでしょうか?

よく読んでみましょうね。
ここでは
「この如来を一筋にたのめ」
「他力の信心ということをよく存知せよ」
「弥陀如来を一心一向にたのみたてまつりて、もろもろの雑行をすてて専修専念せよ」
「一心一向に弥陀に帰命せよ」
と何度も繰り返し教えておられます。

このお言葉を逐語的に理解することが「合点」でしょうか。
何か違うような気がしますね。
前にも書きましたが「なにのやうもなく」とはどういうことでしょうね?
「なにのやうもなく」を合点しておられますか?
合点するということは易しいのでしょうか、難しいのでしょうか?
皆さんはどう思われますか?

ではその次の実践や実行とは?
何をしなさいと教えておられますか?
蓮如上人が勧めておられるのは、信心決定一つだけですね。

もう一つ御文章の例を出しましょう。

〔御文章 5帖目第5通 信心獲得〕
 信心獲得すといふは第十八の願をこころうるなり。この願をこころうるといふは、南無阿弥陀仏のすがたをこころうるなり。このゆゑに、南無と帰命する一念の処に発願回向のこころあるべし。これすなはち弥陀如来の凡夫に回向しましますこころなり。
これを『大経』(上)には「令諸衆生功徳成就」と説けり。されば無始以来つくりとつくる悪業煩悩を、のこるところもなく願力不思議をもつて消滅するいはれあるがゆゑに、正定聚不退の位に住すとなり。これによりて「煩悩を断ぜずして涅槃をう」といへるはこのこころなり。この義は当流一途の所談なるものなり。他流の人に対してかくのごとく沙汰あるべからざるところなり。よくよくこころうべきものなり。
あなかしこ、あなかしこ。

今日はこれで終わりです。
よく考えて下さい。
考える会ですので。
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