疑問に思っていることの途中経過

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2009/08/22(土)
「覚恵法師と如信上人との諍論」が書かれているものを教えて下さる方がありました。

三井法雲師説 御袖縋御文説教より 第六席 三願転入と宿善
http://www.saikyoji.com/howa/houwa6.pdf
(またはhttp://www.saikyoji.com/howa/howa06.htm

三井法雲師は昭和13年に亡くなった大谷派の布教使です。
三井師の西教寺は、現在は東本願寺派になっています。

この中の、「叢林集」は江戸時代初期の大谷派の光遠院恵空師の著です。
恵空師は当時の大谷派学寮では最高クラスの人でした。
「叢林集」は真宗全書(63)におさめられているそうです。

三井法雲師の法話聞書中では、覚恵法師は親鸞聖人の弟となっていますが、これはあきらかに間違いですね。
親鸞聖人の弟さんは、尋有、兼有、有意、行兼の4人あり、いずれも天台宗系の僧になっています。
覚恵法師は覚信尼の長男です。
(次男が唯善です。兄弟といっても歳は30歳くらい離れています)

「覚恵法師と如信上人との諍論」の根拠が「叢林集」なのかもしれませんし、この三井法雲師の法話だったのかもしれません。あるいはいずれでもないかもしれません。
「叢林集」を読めばいいのですが、持っておりません。

また、この法話は大正か昭和初期の頃と思われますが、当時どのような説法がなされていたか勉強になります。
ちょっと宿命論的な言い方のところもある感じです。
(説法は対機ですので、一部だけ取り上げて云々することは難しいでしょうし、これは著書ではなく法話の聞書ですので、何とも言えません)

法話の内容はひとまずおいておきまして、果たして「覚恵法師と如信上人との諍論」の真偽はどうなのでしょうか。

なお、恵空師が「宿善」について述べていることが、教行信証講義(山邉習學・赤沼智善著)の177頁に出ております。

以下引用

光遠院恵空師は、その著『叢林集』六に
摂受衆生の初を宿善とし、摂受衆生の終を往生とすべし。これは当流一途の所談なり。されば過去の宿縁も、現に煩悩具足と信知するも、これみな阿弥陀仏の本願の衆生を摂受したまえる御恩なり。
と申されて居る。畢竟、みな如来の方から御縁を結ばせて引きよせて下さるのである。
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タグ : 宿善

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2009/08/30(日) 10:14 | | #[ 編集]
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